就業規則を作成してなかったり、雛形就業規則をそのまま利用して全く見直しをしていなかったりすると、以下のようになりかねません。貴社の就業規則は大丈夫でしょうか。
たった1冊の規則で、何十人何百人の従業員との約束事をするわけですから、一歩間違えると大変です。
就業規則(特に退職金規程や労働時間)の施行で、倒産に追い込まれた例もあります。
「前にいた企業(主に大企業)のものをマネした。」
「助成金をとるため雛形をそのまま写した。」
といった事例がよくありますが、これは大変危険です。大企業が従業員に約束することと同じことを約束できるのですか?ということです。従業員に見せないからいい、といった事例もよく見られますが、法的には全く対抗できる余地のないことです。
一方、従業員の側から見れば、約束事をしっかり記載した就業規則が作られているということは、非常に働きやすい職場となります。
会社を守る視点と従業員のモチベーションをあげる視点で作ると、良いものができあがります。
法律上は労働者の権利は大きくなっています。在職中は権利を主張することはあまりありませんが、退職や解雇がからむと、大きな問題になることがあります。
就業規則は企業を労働関係の法律やその解釈からも守る唯一の防波堤です。労働者の権利はほっておいても与えられますが、企業が権利を主張する場合、規則に明記しなくてはなりません。
労使のルールが明確でないと、問題が発生するたびに検討をしなくてはなりません。就業規則を整備することにより、スポーツのルールブックのような役割を果たすことになります。
また各種助成金を申請するときも就業規則はポイントとなります。
ルールが明確になって喜ぶのは何といっても従業員です。
給与などの待遇はもちろん最大の関心事ですが、すべての土台となる就業規則はこれに勝るとも劣らない大切なものです。
法律上は労働者の権利は大きくなっています。
在職中は権利を主張することはあまりありませんが、退職や解雇がからむと、大きな問題になることがあります。
就業規則は企業を労働関係の法律やその解釈からも守る唯一の防波堤です。
労働者の権利はほっておいても与えられますが、企業が権利を主張する場合、規則に明記しなくてはなりません。